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第3回の定期研修会は主に経営者・管理責任者を対象に、介護職の現状を踏まえたうえで、課題とそれに対してこれまで・現在行われている対策や検討の内容を整理し、事業所において求められる魅力ある職場づくりに向けた努力が提案された。 課題としてはとくに「いかに今いる人たちに定着して力を伸ばし、発揮してもらうか」を考えることが重要だとし、そのためにはまず介護職を選ぶ理由として挙げられる「働きがい」に着目し、一人一人のやりがいに耳を傾け、それを提供し続けていくことが大事であるとした。 また、介護職の離職理由として収入や人間関係に加え、「理念や運営のあり方に不満」が他の職種とは異なる特徴であることを指摘。事業所が地域のなかで果たすべき役割、利用者にどのような生活を保証するか、それに向けて提供するサービスの姿やサービスの質を改めて議論し、それを実現するために職員に求める役割、それを果たすために求める能力を職員が実感できるようにすることが重要だとし、『訪問介護員の職業能力測定の枠組み』(会員専用ページに掲載)を紹介。理念を浸透させ、職員が理念と自分の目標や役割を結びつけやすくするとともに、処遇の納得度を高めることにもつながるとした。 また、孤立しがちな訪問介護員の現状において、職員同士が「あとひと声ずつ声を掛ける」ことも今日からできることであり、人間関係の構築やお互いを理解し合うことは、孤立感の解消・知らないことによる人間関係のあつれきの防止につながるだけでなく、チームケアを高めることにもつながると述べた。 介護従事者は高い意識を持っているからこそ、自分のケアに対して不安を持っている。そのため、不安を払拭し、自分の成長が実感できる教育訓練、人事評価を期待しているが、これに対して不満が大きく、教育訓練について職員のニーズにあったテーマややり方になっているか、また働きぶりの評価が行われているかを見直す必要があるとした。 介護職をめぐっては、「質」と「量」の観点からの議論がいれかわりたちかわり現れてきたが、今後の議論の方向性としては、「サービスの質」と「人材の資質」の結びつき、「地域包括ケアの担い手としての介護職の資質」の問い直しがテーマとなる。 また、サービスの体系も「住まいとケアの分離」の方向で整理される可能性があるなど、地域包括ケアの実現に向けて2025年のあるべき姿を実現するための議論が進んでいる。現状の制度の枠の中で何ができるか、ということに加えて、地域の中で本当に必要なサービスをゼロから問い直す発想が大事であり、そこからほんとうに地域の高齢者にとって必要な新しいサービスを作り出していける、それを提供できるのは現場にいる皆さんであると強調した。 堀田先生には主催者側の要望も含め、事業所ですぐに取り組めること、今後の課題、そして、今後の国の政策の方向性までも含め、大変丁寧にご指導して頂いた。人手不足への手がかりを掴めた満足度の高い研修会となった。 |
| 配布資料 |
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