Q1:エーテックのお仕事内容を教えて下さい。
エーテックは建築業を行っており、主に改修工事といったリニューアル工事をやらせていただいております。
例えば、事務所として使っていた場所をショップに変えたりなど全く違った用途のものに改修したり、元々のものを使いやすくきれいに改修するといった仕事をメインにしております。
Q2:エーテックの特色は?
エーテックの特色としては、「かゆい所に手が届く」「お客様の要望があればできるだけ早く動く」ということがベースであります。
エーテックは元々「ユーテック」という町のサッシ・ガラス屋から派生しています。 町のサッシ・ガラス屋の主な仕事は、地元にお住まいの方々から「ガラスが割れました」「サッシが壊れました」といった連絡に迅速に対応し修理を行います。以前は、新築工事のサッシやガラスを納める仕事を主に行っていましたが、地元の方々に触れていくうちに、ちょっとした修理やお困りの事に迅速に対応することがお客様に喜んでいただけるのだと感じ、それをメインの仕事とするようになりました。
特にお困りのケースとしては、泥棒が窓ガラスを割って入ったためこのままでは不安で眠れない、といったお客様がおり、お電話をいただき夜中でしたが修理にお伺いしたこともあります。
エーテックも大規模な修繕工事を行っていますが、表札や郵便ポスト、物干しや手すりといった「雑金物(ざつかなもの)」の工事も積極的にやらせていただいております。
これは、ユーテックから受け継がれた「かゆい所に手が届く」「お客様の要望があればできるだけ早く動く」という特色が反映されています。私どもは細かい部分にこそ普段の生活に欠かせないものがあり、その修理を丁寧に行うことによって住んでいる方の生活がよりよいものになっていくと考えています。
また、もう1つの特色としては介護施設の改修も得意分野の1つです。エーテックは、介護施設独特の改修ノウハウや金物商品のノウハウなども持っています。
例えば、一般の方々はどこにでも手すりがつくと思われがちですが、手すりには加重がかかるのでどこにでもつくわけではありません。下地が入っているかなどを考えながら、どの位置にどのような形でつければいいかをご提案します。床の段差解消の時にも、どういう所にどういう処置をすればスロープが付けやすいのかなど、私どもの知識や技術を介護の改修にも役立たせてもらっております。
Q3:介護事業に関心を持たれたきっかけは?
ある介護事業所の改修工事を行った際、その1~2階にある施設を見せてもらい、非常に動きづらい方々が一生懸命行動されている姿を目にして、私どもの知識や技術を何とか生かせないだろうかと思いました。
単純に段差を無くして、手すりをあちこちにつけるだけでは良い改修とは言えないと感じ、上村さんのアドバイスもいただきながら介護事業の改修に携わることによりいろいろな方々に喜んでもらいたいと思いました。
エーテックのコンセプトの根底には「いろいろな事細かいことをやって喜んでもらいたい」という思いがあるため、介護事業の改修に携わることは大変嬉しく、また、意義のあることだと感じたのがきっかけです。
Q4:介護施設を設計・施工する際に、心がけていることは?
心がけていることは「動線」です。バリアフリーにする、手すりをつけることに関しては、基本的には動線を大事にし、あとは強度的な問題に配慮しています。
また、色や開放感といった気持ちの問題についても考えます。介護施設では気持ちが落ち込まれている方も多いので、その方々にいかに、開放感、光、風といったものを感じてもらえるかということを盛り込みながら提案させていただきます。レイアウトを考える際には、サッシ屋の特性を活かし、光の入れ方や風の抜けを考慮して作っています。
Q5:今までどのような介護施設を施工されてきましたか?
また、施設の設計・施工はどのようなコンセプトで行われましたか?
私どもは「利用者さんが使いやすいように、こちらで技術的にアドバイスさせていただきたい。」ということです。私ども建築業の立場としての意見もありますが、介護福祉士や社会福祉士、ヘルパーさんの意見を聞きながら、こうしたらいいのにねという部分も受け入れて、織り交ぜながらよりよい形を作っていくようにしています。
施設としては、デイサービスセンターの改修工事が多いですね。例えば、元々サウナだったところを介護施設に変えたり、元々デイサービスだったところをより機能的なものに変えたり、普通のマンションだったものをデイサービスセンターにするといった工事を行ってきました。
その他には、戸建住宅の段差解消の工事といった福祉改修工事も行っています。福祉住環境コーディネーターの資格も持っていますので、その知識を生かして改修工事を行うことができます。
Q6:施工後のアフターフォローはどのように行っていますか?
一度携わったものに関しては、何かあれば迅速に、そして、できるだけ安く対応しております。私どもは皆さんの「ハウスドクター」でありたいと思っています。施工後も、できるだけお伺いし、何か困ったことがないか気軽にお話していただけるよう心がけています。
施工に際しては熟慮を重ねて行っていますが、やはり利用者さんが入って施設として機能し出した時に初めてわかることがあります。そういう時に声をもらったら迅速に動いて、今の現実的な部分と費用とを相談しながら、よりよいものがつくれるように一緒に考えていきます。
Q7:エーテック流の良い介護施設の定義は何ですか?
利用者さんが使いやすいことはもちろん、それに携わる人たちがやりやすい環境が一番大事であると思っています。
また、私どもは建築のプロとして、施設スタッフの方々は介護のプロとして、お互いの意見を出し合ってキャッチボールができれば、良い介護施設を作り上げることができると思っています。
法律や教科書には載っていない部分で「こうしたい」と言われた時に、「それはできません」とお断りするのではなく、利用者や施設スタッフ、私どもや設計者など関係者でミーティングを開き、よりよい形にするため、「できない」ことを「できる」に変えていくのが私どもの役割だと思っています。
建築業ではお客様の要望に対し、すでに図面を描き上げていることに理由をつけて「変更はできない」という業者さんもいます。私どもは「できない」と簡単には言いたくありません。何か方法はないか、そこだったらどこかに補強したら何とかできるのではないか、こうすれば明るくなるのではないか、ということを考えてみます。
通常はキッチンを置かない場所でもこうしたら利用しやすいという発想があれば、配水管や排水はどうするのか、といった難しい作業もできる方法を考えていき、お客様と一緒によりよいものを作っていくことが面白いと感じています。
Q8:この仕事をしていて一番苦労されているところはどこですか?
今、お話したように、お客様の「できない」無理難題を解決していくことです。いろいろな障壁があるので、物理的に難しいこと、費用的に難しいこと、そのバランスがなかなかうまくとれないですね。
また、私どもと介護スタッフの方々では持っている知識が違うので、その違うところで話し合いを進めていくため、どこに妥協点を見つけ具現化していくのかが難しいところです。
例えば「この柱がない方がいいわね、あるとじゃまになりそう。」という要望が出てきたとします。この柱がなくなったらこの建物倒れちゃうよ、という場合、何か補強すればいいんじゃないの?という意見も出てきます。確かに物理的には可能で費用さえかければ梁を補強すればいいのですが、その費用に数千万円かけてまで費用対効果はあるのか、といったことをつめていかなければなりません。
また、介護業界は法的な縛りもありますし、強度的なものも重要になってきますので、デザインというよりも、実働的なところに重きを置かれます。ただ、私は動線といった実務的なところだけだとどうしても固いものになってしまうので、普通に言われているありきたりなものではなくて、違ったものを提案していきたいです。
Q9:SIL会員にメッセージをお願いします。
エーテックは介護保険法の中の施設基準を掌握して相談できる数少ない建築会社の1つです。介護施設の新築・改修の際には是非安心してお任せください。
また、困ったことや他の建築屋さんで難しいといわれた時には、どうぞ諦めずにご相談ください。一緒に最善の方法を考えていきましょう。よろしくお願いします。
ありがとうございました。
(取材:SIL編集委員 行田龍司)
【会社概要】
| 企 業 名 | エーテック株式会社 |
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| 電話・FAX | 電話:03-6421-5820(代表) FAX:03-5943-7068 | ホームページ | 代 表 者 | 代表取締役 浦山 久志 | 主な事業内容 | 建築企画・設計・施工・大規模修繕工事・内外装リフォーム工事・ 介護リフォーム・耐震診断・耐震ドア工事・耐震工事・防犯工事 |


