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日本ケアプラザは、介護事業者も民間企業であることを大切にしたいと考えます。民間企業だからこそのアイデアやサービスを発揮できる場面が数多くあるからです。
介護保険制度上、どうしてもある程度の均一化は必要ですが、魅力ある会社・事業者・施設づくりは大変重要です。お客様に喜ばれ、効果・効用があり、分かりやすいテーマづくりを目指す皆様の支援を致します。パートナーとして、必要な情報や知識のご提供など業務推進のお手伝いをさせてください。
日本ケアプラザがコンサルティングさせていただいた介護施設をご紹介します。どの施設も創意工夫に富んだユニークな取り組みを実施し、利用者のハートをしっかりつかんでいます。


ユアハウス弥生は、地下鉄千代田線根津駅近くに立地し、文京区内で第1号の小規模多機能型居宅介護拠点です。利用者が、自宅にいるような気持ちで過ごせることをめざし、通所サービスのほかに宿泊と訪問も行っています。利用者によりリラックスしてもらい、帰宅後も気持ちよく生活していただきたいとの思いから、通常の介護ケアに加えてアロマを使ったアプローチをしているのが特徴です。
「施設から帰ってくるおじいちゃんやおばあちゃんからいい匂いがするので、お孫さんが介護に協力的になったという話もご家族の方から聞くんですよ」と飯塚裕久所長が話すように、アロマに対する利用者の反応は上々だといいます。
ホームには個室が5つあり、宿泊ができます。各部屋には、朝までぐっすり眠れるようにアロマランプが備えられています。頻尿傾向にあった人がアロマランプを使ってから熟睡できるようになったと、家族に喜ばれ事例もあるそうです。
アロマテラピーは、一人ひとりの利用者の状態に合わせて提供しています。各利用者の状態を「快」という視点からデータ化、○~○時はとても楽しそうだったとか、○~○時は落ち着けていなかったなど、当人の様子を7段階に評価します。これを月ごとにまとめて平均値を出し、タッチングをしてもいい時間や不穏になりそうな時間を把握。そのうえでタイミングよくアロマを提供しているのです。
アロマの利用は、介護するワーカー側の視点からも効果的です。清拭では、抗菌効果が期待できるオイルを使って汚れをとり、病気などの予防をしています。オムツ交換などでもアロマスプレーを使うことで、利用者もワーカーも匂いを気にしないで済むといいます。
ユアハウス弥生がオープンにあたって力を入れたのはワーカーのためのアロマテラピー研修。アロマテラピーの基礎を知り、ホームで使うオイルについての知識をつけたり、利用者に手浴や足浴をするときのポイントを学びました。ワーカー自身が楽しみながら研修をすることで、利用者が実際にアロマを受けるときの気持ちを体感していくことを重視した研修でした。
「1日でも長く住み慣れた地域で暮らし続けてほしい。そのために、利用者が自宅でもいつも平穏な気持ちで過ごせるようなケアを目指しています」。飯塚所長はこのように抱負を述べています。


2007年4月にオープンしたデイサロンみさとは、明るく家庭的な雰囲気の施設です。利用者は主に、介護保険で要支援1または2、要介護1・2・3と認定された人が対象。トレーニングマシンやストレッチ体操、アロマトリートメント、フットケアなどのプログラムのほかに、園芸福祉や足湯を施設に取り入れ、介護予防に力を入れています。
ケアプランに定められた目標にあわせて立てた園芸福祉活動の計画が「グリーンケアプラン」。ケアプランの目標に「上肢の可動域を増やす」ということがあれば、グリーンケアプランの計画には「花壇の土づくり」や「野菜の間引き」などが入ってくるという具合です。園芸福祉活動を通して、楽しみながら機能回復や意欲向上につなげ、結果を評価し、効果の確認も行います。
ほかの施設では見られない独自の取り組みが足湯。利用者は、入り口で除菌スプレーをかけ、タオルを1枚もらって足湯につかります。温度設定は39~42度で、15~20分ぐらい入ると、血行が促進されてきます。アロマが入っているこの足湯では、いいにおいをかぎながら、世間話などの近況報告や今日の活動メニューをスタッフと一緒に考える時間になっています。
このほか、新しい取り組みとしてはじめたのが他の介護施設のイベントを受け入れる「 交流デイ」の活動。違う施設の利用者同士でお話をしたり、お土産を作ったりと、お互い楽しい時間をすごします。
園芸福祉は、利用者の「させられる」感が少なく、「したい」感を引き出すことができる活動だといいます。「楽しい」ということに加え、介護予防のPDCAサイクルがきちん把握できるようにグリーンケアプランを作成しているところがポイントです。
宮田賀代子所長は、「認知症の方も、麻痺のある方も、園芸活動ではまだまだたくさんできることがあるはずです。今後はミニブタを飼ったり、アニマルセラピーなども取り入れたいと考えています。近所の親子や近隣の方など、年齢に関係なく遊びに来てもらえる場所をめざしています」と話しています。